板書は付きまとう

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劇場版の予習に「響け! ユーフォニアム」 見たら大層面白かった <ぼやっとした感想>

4月にやるっていうじゃない? 

劇場版。

劇場版のCMの曲と、走りながら、泣きながら、上手くなりたい叫んでるの見て興味出たので。
 
まぁ、selector劇場版の前にTV版見たいって流れで、こっちも見たんだけどね。
ただ、書いて思ったけど、凄いぼやっとしてるから、また書く。

部活物のような恋愛物、のような部活物

部活しながら恋愛物やるんやろ! とか思ってたら、想定以上に部活してた。
いやまぁ、あんな真剣になんかしたこと無いので、部活っぽいファンタジーを見てただけなのかもしれないけど。
でも面白いなぁ。
なんでかなのかなぁ。頑張ってるからなのかなぁ。それが報われるからなのかなぁ。
でも、最後の最後は、そこがまだわからない終わり。
目標は全国。主人公は最初と最後で、意識の持ち方が違ったり、ダメ金じゃ無くなったり、あの日の涙の理由を知ったり。
でも、北宇治の吹奏楽部としてはまだ見えてない。
なら、そこは製作者がそこを見せる必要が無い。あのアニメには、府選抜のあの場面までで言いたいことの全てが詰まってるんだろう。
まぁ、後はコンクールに出て演奏するだけ、とは言えるだろうし(当事者じゃ無いから、この認識止まり。本当はもっとシリアスなんだろう)どうしても中だるみしそう。
だから、良いなと感じたのはなにも演奏とかが引っかかった訳じゃ無いんだろうな。

 考える葦の如く

生きていけるならとは思う。が、現実は非情である。

大抵は頑固に接してしまう。許容量が小さい。

頑なであらねばならぬなんて言われていないにも関わらずだ。

結局の所、人は三年最後にソロを吹きたいし、恋愛で好きな人と恋仲になりたい物だ。

が、それらは結局自分ではどうでもできないレベルがやってきて打ち砕いていく。

実力のある後輩に。相手には意中の人が居て。

そんな時に、乗り越える際にどうなるのか、人は。

こういう部分が面白いんだと思う。思った。

納得できる敗北って視点があって、残念ながら実力伯仲とは言い難い状態を見せつけてくる。

真摯であればこそ、自分より優れた演奏に拍手しなければならない。

もし違う行動を取るのであれば、より良い音を目指すという自分の芯を折る結果になるから。

だから、曲がるしか無いのだ。

折れてはいけない。

折れることはできない。

ありがたいことに、折れないように予め曲がることができる柔軟性を持っている。

 

納得ってのは、自分から曲がって強烈な風を受け流すための儀式だ。

でも、風を感じなければ、どんな状況に自分が直面しているのか解らない。

だからオーディションと、その後の再オーディションの流れは必然だったんだろうな。

オーディションから始まるトランペットチームの流れは、ホント人間味というか雑味というか嫌味というかケレン味というか旨味がって良い。

そこにあの演奏も相まって良い。

あのソロ聴き比べも良ければ、あのシーンの後に来る大会でのソロも良い。

ソロはソロだけど、やっぱその前後にある合奏の状態があるから引き立つ。

ホントいい話の作りしてた。

ソロが良いかどうかって直感的に分かりにくいけど、あの場面に至るまでに自分一人だけの練習>合奏で聞こえてくる音楽>ソロという役割>合奏からソロへ、ソロから合奏への移り変わりを楽しむ。あの一連の流れを抽出して見ると凄い気持よくなる。

一週間ごとに観てるわけじゃない、続けて観てるからこそ味わえる感覚だよなぁ、あの辺りは。

そうして、次の音楽が始まる

次は劇場版で、その後は続編だっけか。

どういう決着が着くのか、小説のほう読んでないからわからないけどね。

ユーフォ見てて思ったのは、やっぱなんらかの目標があって。そこに向かって努力していて。それでもかなわなくて泣いて。でも結局立ち上がっちゃう不器用さとか。

そういう紆余曲折、山あり谷ありが面白い。

次は誰が、どんな山に登る事になるんだろうか。

できればもうちょい黄前ちゃんが動いてくれるといいなぁ。

脇を固めて主人公にこれから物語がシフトしていく、って状態が1クール目だとしたら、早く続きが観たいわ。